みことばの種

08/4 涙の皮袋

 

 

詩篇56:8

「あなたは、私のさすらいをしるしておられます。どうか私の涙を、あなたの皮袋にたくわえてください。それはあなたの書には、ないのでしょうか。」

 

放浪者、逃亡者、追放者とは何かを知っている人のたましいの悲痛な叫びです。数えきれないほど多くの涙を流してきた人です。たとえ、涙と追放の中にあっても、ダビデは安らぎを見出します。彼は、神の目が自分に注がれ、神は彼が経験したすべてのこと、彼が義のゆえに苦しんでいるすべてが神の書に記されていることを知っていました。

ダビデはさらにこう言っています。「神よ。私の涙をあなたの皮袋にたくわえてください。」なぜ、神に涙をたくわえてほしいのでしょうか。いつの日か、その涙は、今私たちが見ている涙とは全く違って見えるでしょう。今、あなたはその涙を苦しみとして、何が間違っていたのかと思う原因として捉えています。しかし、今ある人生の中であなたに見えるのは、織り糸で織ったタペストリーの裏側だけです。配色もばらばらで、模様も意味のないものにしか見えません。しかし、忘れないでください。来たる世において、私たちはその意味のない奇妙なタペストリーを表側から、つまり正しい方向から見ることになります。そして神がなさっていることは、神は永遠に私たちに喜びを与最も美しい模様の中へと入れてくださることだと知るのですです。ですから、あなたが義のゆえに苦しんでいて、苦しみの涙を流すとき、神に背を向けないでください。望みを捨てないでください。ダビデがしたように、「私の涙をあなたの皮袋にたくわえてください」と神に叫び求めてください。